銅製のコーヒードリッパー【V60カパードリッパー】レビュー

レビュー

学生時代から10年以上、毎朝ハンドドリップしたコーヒーを水筒に入れ持参しています。

毎日飲むものなので普段はスーパーで買うような安いコーヒー粉を使うのですが、水筒1本あたり20~30円で済むのでかなり高コスパです。たまに豆から挽いて飲んだりもします。

ただハンドドリップするためのドリッパーは100円ショップで購入したものを惰性で使っていたのですが、10年近く使用していることもありさすがに古く汚くなってきました…

こびり付いて取れない水あかが汚い…

今後も長い付き合いになる道具なので、せっかくなので愛着の持てる物に変えたいと思い、ハリオのV60カパードリッパーを購入したので、レビューしたいと思います。

概要

100円ショップや市販品の多くのドリッパーはカリタを代表とする台形の物が多い印象なのですが、ハリオのV60ドリッパーは円錐の構造をしています。

ドリッパーの種類によって穴の数や大きさも違いますが、円錐型の方がお湯が落ちるスピードが速いため、お湯を注ぐ加減で抽出にかかる時間を調整する必要があります。

また用いるペーパーフィルターの形も当然ながら異なるのですが、スーパー等で市販されているフィルターも一般的には台形の形のものが大半な印象なので、ランニングコストを考えると台形型に軍配が上がるかもしれません。台形のフィルターでも何とかすればこの円錐型ドリッパーに使えるのではないかと思い試しましたが、おすすめはしません。理由は後述します。

またドリッパーの素材についてはプラスチック製や陶磁器製のものが一般的ですが、今回購入したのは銅製のものになります。

銅製品の特長としては熱伝導率が高く、温度による味のブレが少ないことなどがあげられるそうです。

また銅製品は特性として使用していくにつれ錆(緑青)が発生するのですが、これが独特の雰囲気を醸し出すので、革製品などにも似た経変変化を感じることができます。

まあ素人である僕からすると、味への影響云々よりも、自分が愛着もって長く使える品をもちたいと思ったので、少し値が張りましたがこの銅製のドリッパーを選択することにしました。

外観

新品の10円玉のように輝く赤褐色はなんだか見とれてしまいます。

内側と底面はニッケルメッキになっています。

持ち手の部分は真鍮です。底面のみと繋がっているため、お湯を注いでも熱くなりません。じんわり暖かくなる程度です。

とにかく飾っていても様になる美しさがありますね。

使用感

ドリッパー自体に重さがあり、底はほぼ平らで引っかかる部分がないため、タンブラーなどの上に直乗せしようと思うと、うまくバランスをとるか手で支えていないと少し不安定です。

同じハリオのドリッパーでも、ガラスやステンレス製のものの方が円錐の突起部分が出っ張っている作りのため、ドリップ中の安定性は高いかもしれません。↓こんな感じの製品

またフィルターについては円錐型のものがやはり良いと思います

台形フィルターを使用する際、上の写真のように穴の部分に干渉しない状態での装着であればおそらく問題ありませんが、奥まで差し込んで使用したところ底との接合部で注いだお湯が滞留し、接合部の隙間からコーヒーが溢れ出てきてしまいました!

     

        ⇧ここから溢れます!

やはり適切な規格品を使った方がいいですね。

ということで、フィルターは必ず円錐型のものを使用しましょう。

味について

コーヒー通ではありませんが、100円ショップのドリッパーから比較すると明らかに味が変わったことを実感できます。

後味がスッキリしており、苦みがくどくなく飲みやすい印象です。またお湯を注ぐ速さによっても味わいに変化が見られるため、自分好みの淹れ方を探る楽しみも感じられます。

100円のドリッパーが悪いというわけではありませんが、比べるまでもないのも事実ではありますね…

こんなことならもっと早く購入しておけばと思ったくらいです。

おわりに

ハリオV60カパードリッパーですが

こんな人におすすめ
・愛着の持てるコーヒー道具を使いたい
・なんならインテリアの一部としても使いたい
・落としても割れない金属製がいい
・ハンドドリップで淹れることがほとんどだ

素直に買ってよかったと思える品でした。

また使用していくにつれ”緑青”と言われる錆がおそらく発生していきますが、これは味や品質への影響はないそうです。

見た目がくすんでいくため新品の時のきらめきは薄れていきますが、経年変化ともいえる独特の姿に変わっていくと思われるため、半年~1年後にでもその姿を再度掲載したいと思います。

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